アカトビ
Red Kite, Schorndorf (GERMANY), 05.2007
アカトビ


春になると大きな翼と切り込みの入ったV字型の赤い尾を揺らせながら、ゆったり空を舞う姿がよく見られます。
今のことろ生息数は安定しているのですが、イベリア半島からヨーロッパ中部の限定的な地域にのみ分布する種なので、
この生息環境に大きな変化が起こった場合が心配されています。実際、その兆しがすでにあるのです。
原因は風力発電の流行。風力発電装置を設置する山間中腹部の開けた土地はアカトビが好んで営巣する場所でもあります。
温暖化対策のクリーンなエネルギー源として政治家から熱い眼差しが風力発電にそそがれてるだけに、心配だよー。


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